ホスト設定をインポート・エクスポートする
ホスト設定のインポート・エクスポートとは
ホスト設定のインポート・エクスポートとは、SIDfm RA にユーザが登録する ホストの設定をタブ区切りのデータファイル(TSV テキスト)形式で、一括登録、並びに一括更新する機能です。SIDfm RA ご利用開始時の大量のホスト設定の効率化や、資産管理ツールのエクスポート結果の取り込み、または Microsoft Excel などで管理しているホスト台帳の取り込みを行うことができます。
また、SIDfm RA に登録済みの複数のホストのアプリケーションバージョンなどに変更があった場合に、ホスト設定情報を一括して更新することができます。
インポートファイル仕様
インポート可能なファイルは、ファイル内の項目が、タブで区切られたデータファイルとなります。特定の拡張子の指定はありませんが、拡張子を .csv にすることで Microsoft Excel から直接開くことが可能となり扱いやすくなります。 なお、エクスポートファイルの仕様は、インポートファイルと同じとなります。
ファイルヘッダ
インポートファイルの一行目は、以下の固定の情報となります。
ホストID、トークン、ホスト名、資産グループ名、カテゴリ名、基準年月、メモ、パッケージチェック、OS、製品名
データ形式
インポートファイルの内容は以下の構成となります。
-
ホストID [省略可能]
1 以上の数値です。ホスト ID とトークンの値の組合せが正しい場合は、既存のホストとしてホストの情報が更新されます。ホスト ID およびトークンが指定されていない場合にはホストを新規登録します。 -
トークン [省略可能]
SIDfm RA が発行する文字列です。ホスト ID とトークンの値の組合せが正しい場合は、既存のホストとしてホストの情報が更新されます。ホスト ID およびトークンが指定されていない場合にはホストを新規登録します。 -
ホスト名 [必須]
全角を含む任意の文字列です。 -
資産グループ名 [新規登録時必須]
全角を含む任意の文字列です。ただし、既にホストに設定済みの資産グループ名がある場合(ホスト情報更新の場合)は、省略可能です。 -
カテゴリ名 [省略可能]
全角を含む文字列です。予め決められたカテゴリから選択する必要がありますが、指定が無い場合には設定内容から推定が行われる場合があります。(ホストを更新する場合には推定は行われません) -
基準年月 [省略可能]
「YYYY/MM」もしくは「YYYY/MM/DD」形式です。指定が無い場合にはインポートを実行した年月日が設定されます。 -
メモ [省略可能]
全角を含む任意の文字列です。最大 200 文字です。 -
パッケージチェック [省略時 0]
0(チェックしない)または 1(チェックする)が使用可能です。 -
OS [省略可能]
全角を含む任意の文字列です。入力内容が SIDfm のデータベースとマッチしない場合には、入力内容から OS を推定する場合があります。(ホストを更新する場合には推定は行われません) -
製品名 [省略可能]
全角を含む任意の文字列です。入力内容が SIDfm のデータベースとマッチしない場合には、入力内容から製品を推定する場合があります。(ホストを更新する場合には推定は行われません)
エンコーディング
UTF-16LE もしくは CP932 (Shift_JIS) に対応しています。MacJapanese には対応していません。
最大ファイルサイズ
500KB(500,000byte)
最大ファイル行数
一度のインポートで 200行まで対応しています。それ以上の場合には、複数ファイルに分けて実行してください。
最大登録可能製品数
1 つのホスト設定(一行)あたり OS を 1 つと、最大で 49 製品まで登録することができます。製品名フィールドは 1 ~ 49 までの可変長です。
制限事項
- 実行には、SID 管理者権限が必要です。
- Mac 版 Excel で作成した場合は、一部文字化けする場合があります。
- RPM パッケージデータのインポートはできません。
- ホストカテゴリの変更およびパッケージチェックを変更した場合、関連するセキュリティホール情報はクリアされます。
- ホストを更新する場合、OS は変更できません。
- EOL もしくはサポート対象外となった製品は設定されず、空値となります。
- Internet Explorer 8 および Internet Explorer 9 には対応しておりません。
- 一回のインポートでの同一ホストに対する重複更新は行われません。
インポートファイルの作成方法
ホスト設定インポート用サンプルデータを雛形とし、Microsoft Excel を利用して、インポートファイルを作成します。
- ホスト設定インポート用サンプルデータをダウンロードしてください。
- ダウンロードしたファイル(sid-hosts.csv)を Microsoft Excel で開きます。
- インポートファイル仕様、並びに ホスト設定をご参考の上、2 行目以降にデータを入力してください。最大は、200 行です。
- Microsoft Excel として保存した後、改めて「名前を付けて保存」を選択し、ファイルの種類を「Unicodeテキスト」もしくは「テキスト(タブ区切り)」に変更して保存します。ファイル名、拡張子は任意です。
- 保存したファイルがインポート可能ファイルになります。
ホスト設定ファイルのインポート方法
ホスト設定ファイルを SIDfm RA にインポートする方法を説明します。実行には、「SID 管理者」権限が必要です。
- 画面右上の「設定」からプルダウンメニューの「ホスト」を選択します。
- ホストの設定の「インポート」を選択し、「インポート」画面を表示します。
- 「ファイルを選択してください」をクリックし、「ファイルのアップロード」ダイアログを開き、ホスト設定インポート用ファイルを選択します。
- ファイル名を確認して、「インポート」ボタンをクリックします。ファイルに大量のホストが含まれる場合は、結果表示に時間が掛かる場合があります。
- インポート結果を確認します。インポートファイルの内容に不備がある場合は、警告やエラーが表示されます。警告やエラーが表示された場合は、その内容を確認し修正後、再度インポートを実行してください。
ホスト設定情報のエクスポート方法
SIDfm RA に設定されているホストの情報をエクスポートする方法を説明します。
- 画面右上の「設定」からプルダウンメニューの「ホスト」を選択します。
- ホストの設定の「エクスポート」を選択します。
- ダウンロードしたファイルを保存します。