PGIバージョンの見方

PGI 9.0 までの製品バージョンの表し方は、メジャー、マイナーおよびバグフィックスの 3 種類となります。最初の1 桁目がメジャーバージョン、2 桁目がマイナーバージョン、最後のハイフォンで続く数字がバグ・フィックス番号となります。PGI 2010 (2009年11月)以降は、メジャーバージョン番号リビジョン番号の表記となりました。サブスクリプション契約を行っていないお客様、あるいは、サブスクリプションの有効期限が過ぎているお客様は、その購入時点、あるいは有効期間が切れた時点でリリースされているリビジョン・レベルまでのソフトウェアを使用することができます。 (もちろん、その下位のバージョンも利用できます。)

  (例) Version 2010 (10.0) 以降の場合
    2010 : 総称バージョン名 (インストールされた最新リビジョンへのシンボリックリンク)
       10 : メジャーバージョン番号 (コンパイラ・ソフトウェアの内部directory名に使用されます)
        0 : リビジョン番号

  (例) Version 9.0 以前 (例えば表記、9.0-1 の場合)
      9.0 : 総称バージョン名 (インストールされた最新リビジョンへのシンボリックリンク)
       9 : メジャーバージョン番号
       0 : マイナーバージョン番号
       1 : バグ・フィックス番号

現在所有している PGI コンパイラのバージョンを調べるには、以下のコマンド・オプション(-V) を設定して実行してください。
   $ pgf95 -V
    pgf95 10.3-0 <--- バージョンを表す
    Copyright 1989-2000, The Portland Group, Inc. All Rights Reserved.
    Copyright 2000-2010, STMicroelectronics, Inc. All Rights Reserved

(2009年11月更新、2010年3月更新)
2009年11月にリリースしました製品は、従来のバージョン名の慣習で言いますと、PGI 10.x に相当します。このリリース以降、PGI の正式な製品の「総称バージョン名」に、「西暦年」を用いることとなりました。2009年11月にリリースのものは、 PGI 2010 と称します。今後、メジャーリリースは、1年に一度、11月に行われるように変更され、たとえば、2010 年11月にリリースされるバージョンは、PGI 2011 となります。11月までのメジャーリリースの間に、原則、月に1回のリビジョン・アップを行うようになります。この毎月リリースするソフトウェアを「リビジョン」と称します。内部的なバージョン番号の管理方法は、旧来のバージョン番号 と同じ方法です。PGI 2010 は PGI 10.x に相当します。上記に示した、-V オプションで表示されるものは、この旧来のバージョン名表示が用いられます。月一度のリリースでは、それを表すために、ビリオド以降のリビジョン番号を付しております。例えば、 PGI 10."1" は、の暦月の 1月にリビジョン・リリースした意味となります。 PGI 10.4 は、4月にリリースしたリビジョンと言う意味です。なお、PGI 2010 (10.0) 以降は、各ライセンスのサブスクリプションの有効期限までにリリースされた「リビジョン」までのソフトウェアを使用することができます

バージョン番号、リビジョン番号に関して、使用可能なバージョン、リビジョンの考え方については、こちらのページをご覧下さい

Linux or Mac OS X 版のリビジョンアップの方法

ここでは、現在、9.0-2 をインストールしている状態で、新しい 9.0-4 をインストールする場合の方法を説明します。なお、あくまでも、9.0-* と言う PGI 9.0 のベースとなるバージョンがインストールされている必要がありますのでご注意ください。同一マイナー・バージョンにおけるリビジョン・ソフトウェアのインストールは、現在の 9.0-2 のソフトウェアと横並びに、9.0-4のソフトウェア用のサブ・ディレクトリを作成し、その配下に実態のソフトウェアをインストールします。(以下のディレクトリ構造を参照下さい)

なお、PGI 2010 バージョン、すなわち、PGI 10.0 以降は、バージョン番号に "-" ハイフンがつきません。10.0、10.1、10.2、... と言う形で、新リビジョンが原則毎月リリースされます。その中で、新機能追加や、バグフィックスを繰り返します。「サブスクリプション」が有効な場合は、常に、新リビジョンをダウンロードして使用できます。 PGI 10.x 以降の場合も、以下と同じ方法で、新しいリビジョン・ソフトウェアを追加インストールしていだだくだけで、そのリビジョンのサブ・ディレクトリが生成され、その配下に実装されます。

PGI 7.0 以降においては、7.0 と言う「総称ディレクトリ」が常に存在し、このディレクトリの配下で、実態となる最新リビジョン・バージョンのソフトウェアのディレクトリと「シンボリック・リンク」されております。
もし、9.0-2 配下すべてが必要ないならば、 rm -rf 9.0-2 等で一括削除しても構いません。一般的には、低いリビジョン番号のソフトウェアは必要ありませんので、「削除」した方がディスク容量を節約できます。64ビット環境の場合は、/opt/pgi/linux86-64 配下、並びに、/opt/pgi/linux86 (32ビット用)配下に各バージョンのディレクトリがあります。また、Mac OS X の場合は、 /opt/pgi/osx86-64(64bit)、/opt/pgi/osx86(32bit) に各バージョンのディレクトリが存在します。

 /opt/pgi/linux86/9.0  (9.0-2のシンボリックリンクから 9.0-4のシンボリックリンクへ変更されます)
            /9.0-2
            /9.0-4

(ご参考) PGI 2010 以降の場合の directory 名の配置
 /opt/pgi/linux86/2010  (10.0のシンボリックリンクから 10.1のシンボリックリンクへ変更されます)
            /10.0
            /10.1

以下のディレクトリ・パス名の記述では、PGI をインストールしたディレクトリを ”/opt/pgi ”であることを前提にします。PGI 6.1以前のデフォルトの「インストール・ディレクトリ」は、"/usr/pgi" に変更されておりますので、ご注意ください。

インストールする前に、念のためPGI のインストール・ディレクトリ配下にある、/opt/pgi/license.dat ファイル(正規ライセンスファイル)のバックアップを行って下さい。

  $ cp /opt/pgi/license.dat /opt/pgi/license.dat.back

(注意)
 1) 通常、リビジョンアップのインストールでは、インストーラーは、license.dat ファイル自体の変更は
   行いません。
   (古いバージョンでは、試用ライセンスの作成を行う場合がありますが、その際は、その問い
   に対して、noと答える)
 2)現在動作している FLEXlm ライセンスマネージャは、そのまま稼働していても問題ありません。
   (FLEXlm のリスタートも必要ありません)
 3) PGI 10.0 以降、インストール・スクリプト実行の途中で、 'Do you wish to generate
   license keys? (y/n) ' 「ライセンスキーの生成をしますか?」と言う問いがありますが、
   以下の例外を除いて、新たに生成(更新)する必要がありませんので、"n" として下さい。
   (リビジョンアップの目的の場合は、既存の同一バージョンのライセンスキーをそのまま
   使用できます)

   PGI 10.0、10.1、10.2 実装環境から PGI 10.3 以降にリビジョンアップする場合だけは、
   license.dat の更新とFLEXlmライセンスマネージャの再起動が必要です
   (ライセンスキー形式が変更されました
) 詳細は、こちらへ

インストール時のシェルの言語モードの確認を行ってください。PGI コンパイラのインストール時のみ、そのシェルのセッションは「英語モード」である必要があります。環境変数 LANG に以下の設定を行ってください。

sh、bash の場合
 $ export LANG=C(または、export LANG=en_US)
csh、tcsh の場合
 $ setenv LANG C(または、setenv LANG en_US)

新PGI 9.0-4 のダウンロードしたファイルを /tmp/PGI 等のテンポラリなディレクトリ下に展開した後、install スクリプトを実行するとPGIソフトウェアをインストールする directory 名を聞いてきますので、現在インストールしている directory 名を指定してください (デフォルトは、/opt/pgi です)。これを行うと、新たに 9.0-4 (パッチレベル 4) のソフトウェアが追加インストールされ、総称ディレクトリ 9.0 配下のシンボリックリンクが新しい9.0-4 へ変更されます。

インストールが終了しましたら、正規 license.dat を戻す作業を行います。

 $ cp /opt/pgi/license.dat.back /opt/pgi/license.dat

これで、9.0-4 が使用できます。FLEXlmライセンスマネージャの設定変更は必要ありません
ルート権限から抜けて、ユーザ・ログイン・モード上で、以下のコマンドで、実際のコンパイラのバージョンをご確認ください。

 $ pgf90 -V
 pgf90 9.0-4 64-bit target on x86-64 Linux
 Copyright 1989-2000, The Portland Group, Inc. All Rights Reserved.
 Copyright 2000-2009, STMicroelectronics, Inc. All Rights Reserved.

(旧パッチアップ・バージョン・ソフトウェアの削除方法)
ディスク容量を節約するために、上記の例で示した 旧 7.0-2 配下のソフトウェアを削除することが可能です。これは、ルート権限で一般的な rm コマンドを使用して一括削除する方法で行います。
 $ cd /opt/pgi/linux86
 $ ls
 9.0  9.0-2 9.0-4
この中で、旧 9.0-2 のみを削除してください。9.0 は削除しないでください。
 $ rm -rf 9.0-2
次に、64ビット用環境のソフトウェアも同様に削除します。
 $ cd /opt/pgi/linux86-64
 $ ls
 9.0  9.0-2 9.0-4
 $ rm -rf 9.0-2

コマンドラインWindows版のリビジョンアップの方法


まず、現在使用している FLEXlm ライセンスマネージャを停止してください。この停止方法は、こちらを参考の上、Windows 上で停止してください。Windows 版のリビジョンアップの適用は、再度、新ソフトウェアをダウンロードして、Windows 上で自己解凍ファイルをダブルクリックして、インストールを行ってください。

リビジョンアップ・バージョンのインストールの場合は、現在のバージョンを「アンインストール」してから行うことを推奨します。「アンインストール」の方法は、コントロールパネルの中の「プログラムの追加と削除」で行うことができます。また、現在動作している「PGI License Server」を停止した後、リビジョンアップ・バージョンをインストールする際は、C:\Program Files\PGI\license.dat ファイルを別名に退避してから行ってください。その後、インストールが終了次第、このファイルを license.dat と言う名称に変更してください。以下に、ソフトウェアの再インストールの方法を順番に説明します。

  1. 「PGI License Server」を停止する。(以下を参照のこと
  2. 現在のバージョンをアンインストールする。コントロールパネルの中の「プログラムの追加と削除」で行う。例えば、現在のバージョンが 9.0-2 であれば、PGI Workstation9.0-2 と言うアプリケーション名となる。 PGI Visual Fortran の場合は、PGI Workstation 9.0-2 (Compiler only) と言うアプリケーションのみ削除する。
  3. C:\Program Files\PGI\license.datファイル名を別名に退避する。
  4. 新バージョンをインストールする。
  5. 別名に退避したlicense.datファイル名をC:\Program Files\PGI\license.datとして戻す。
  6. 「PGI License Server」を手動起動する。(以下を参照のこと
 Windows上のPGI License Server 停止、起動の方法

ライセンスを管理する FLEXlm マネージャの停止、起動を制御するには、以下の方法で行います。

Windows の「コントロールパネル」を開き、「管理ツール」を起動します。管理ツールを起動した後、以下のような画面が現れますので、この中の「サービス」をクリックし、その画面を出します。

以下の画面は、Windows システムの「サービス」の開始、終了、再起動をコントロールするものです。この中に、「PGI License Server 」と言う名称のサービスがありますので、それをクリックして選択します。「サービスの停止」あるいは、「サービスの開始」をクリックして、停止、あるいは起動を行って下さい。