PGI Visual Fortran®(PVF®) は、Windows プラットフォームの統合開発環境 (IDE) である Microsoft(R) Visual Studio® 2008/2010 にインテグレート可能な PGI 32ビット並びに 64ビット並列 Fortran コンパイラ並びにデバッガ環境を備えたソフトウェアです。本ソフトウェアは、プラグイン形式で日本語版 Visual Studio® 2008/2010 に統合されます。日本語版 Visual Studio® 2008/2010 上でご利用の場合は、Visual Studio® の日本語メニュー上で利用可能です。

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対応する Microsoft® Visual Studio バージョン
| PVF実装方法 |
Microsoft® Visual Studio 2008/2010 を予め実装しておき、その後に、PGI Visual Fortran パッケージをインストールする。これにより、PVFがプラグインされます。 |
PVF は、以下の Microsoft Visual Studio® ソフトウェア上で利用できます。
(日本語版を予め導入しておくことで、日本語操作メニューで使用可能) |
| (1) Microsoft® Visual Studio 2008 Stanard Edition 以上(日本語版) : 別途購入必要 |
| (2) Microsoft® Visual Studio 2010 Professional Edition 以上(日本語版): 別途購入必要 |
| (3) Microsoft® Visual Studio 2008 Shell Integrated mode (日本語版) : 無償入手可能 |
| (4) Microsoft® Visual Studio 2010 Shell Integrated mode (日本語版) : 無償入手可能(推奨) |
ハイ・パフォーマンス PGI コンパイラ
PVF は、PGI 社のネイティブ OpenMP の最新バージョンと自動並列化機能を備えたFORTRAN77 / Fortran 2003 コンパイラです。 PGI コンパイラは、32bit x86, 64bit Intel® 64、64bit AMD Opteron (AMD64) 等のプロセッサを搭載するシステムを含む、一般的なハイパフォーマンスコンピューティング用のプラットフォーム上で利用することができ、これらの広範囲なプラットフォームに対して十分に最適化されたコードを生成することができます。 PGI Fortran コンパイラは、抜きん出た性能を提供すると共に、マルチコア・プロセッサ対応の自動並列化機能並びに OpenMP 3.0 ベースの並列化機能や AMD64 と intel®64 の両方のプロセッサ用のコード最適化を一つの実行モジュール上で実現できる PGI Unified Binary 機能を提供します。さらに、重要な性能を最適化する機能として、内部手続き間の最適化、プロファイル・フィードバック最適化、ライブラリ関数を含むインライン展開機能等が備えています。

(Windows x64 上での Win32/x64 の二つのモード)
科学技術・エンジニアリングの分野では過去 40 年間に及ぶ Fortran プログラムによる資産に大きな投資を行ってきました。現在においても高性能を得るために、規格拡張されて続けている Fortran 言語を使用して、プログラム資産の開発がなされています。PGI 社の Fortran コンパイラは、過去の Cray、IBM、DEC のマシン上で言語拡張されてきた構文にも対応可能であり、プログラム・ポータビリティに対して優れた機能を有します。
マイクロソフト® Visual Studio との統合環境
PVF は、迅速なプログラム開発を支援する機能を備えています。 Fortran 言語を想定したテキストエディタは、構文色づけ機能、Fortran 内部組込み関数のTIPS情報表示、構文キーワード・コンプリーション機能等をサポートします。PVF は、自動的にビルドするための全ての依存性を認識します。提供するプロジェクトのテンプレートは、Fortran ダイアログボックス、コンソール、Windows アプリケーション、DLL、静的ライブラリの作成用テンプレートを用意しております。PVF は、Fortran サブプログラムが C 関数をコールする、あるいはその逆ができるように、Microsoft Visual C++ とのオブジェクトのリンクレベルでの互換性を有します(Visual C++ のソースコードは、Visula C++ でコンパイルすることを前提とします)。また、PVF は、Win32 API のフルサポートを含むDEC Visual Fortran(DVF/CVF) と互換である機能も備えております。

ドキュメントには、PVF ユーザズガイド 、PVF リリース&インストレーションノート、 PGI Fortran 言語リファレンスマニュアルが含まれます。PVF のためのオンラインヘルプは、 Visual Studio ヘルプシステムの中に統合されています。 The PVF ユーザズガイドと PGI Fortran リファレンスは、 PVFオンラインヘルプの一部として提供されます。

(PGI Visual Fortran の「新しいプロジェクト」作成テンプレート画面)
PVF では、Visual Studio 上の統合開発環境で操作するだけではなく、従来のコマンド・プロンプト上で、コマンドベースで、コンパイラ並びにデバッガを使用することも可能です。PGI Fortran (pgf77、pgf90/pgf95/pgfortran)コマンドが、PGI Workstation 製品と同様なコマンド・インタフェースで使用できます。なお、PVF のコマンド・プロンプトでは、DOSコマンド体系で操作していただくこととなります。(別ソフトウェア体系である PGI Workstation for Windows がインストールされていると、Linux bashシェル環境でも使用することができます。)

(コマンドプロンプト上でのコンパイラの使用例)
並列化機能
PGI (Accelerator) Fortran Workstation の Fortran コンパイラの並列化技術の特長は、多くのコンパイラ・ベンダーがその並列化機能をアドオンあるいは前処理的な形で実装しているのに対して、PGI コンパイラは、コンパイル機構自身にネイティブな並列化機構を有していることです。これにより、他社コンパイラと較べて、低い並列オーバーヘッドの並列実行が可能となります。これらのコンパイラでは、 コンパイラオプションの設定によりプログラムの自動並列化が可能となるだけではなく、 OpenMP 準拠 の directive/pragma 行を明示的に指定することにより、threads コールなしに効果的な並列プログラミングが可能となります。なお、実行モジュールはランタイム使用料なしで、PGI コンパイラがインストールされていない任意の互換性をもつシステム上で実行することができます。また、MPI プログラムに対しては、Linux 版の場合には、MPICH 1.2.7 が付属し、Mac OS X 版では Open MPIライブラリを付属しています。直ぐにマルチコア上で MPI プロセス実行が可能です。Windows 版は、Microsoft 社の 無償の Microsoft® MPI library (MS-MPI) を実装すれば、直ぐにオプションの指定でコンパイルできるようになっております。なお MPI 実行並列プロセス数には、ライセンスによる制限はありません。
MS-MPI / OpenMP 対応 PGI デバッガエンジンを搭載
PVF は、Fortran に必要な言語特有なデバッギング機能を提供するカスタムデバッガ・エンジンを備え、Visual Studio debugger の機能を補強しています。 PVF デバッガ・エンジンは、 シングル・スレッド、マルチ・スレッド、OpenMP、MS-MPI アプリケーションに対するグラフィカル・シンボリック・デバッギング機能を提供します。これは、64ビットあるいは、32ビットアプリケーションのソースコードあるいは、アセンブラ・コードのシンボリックなデバッグを可能とし、レジスタ状況の表示やプロセッサ上のスレッドへのアクセスが可能です。さらに、これは、Visual C++ プログラムと Fortran 混合のデバッギングをもサポートします。
なお、PVF のライセンスでは、MPI の実行デバッグは、インストールしたノードのマルチコア上でのみ可能なライセンスとなっており、他のノードを含めたリモートMPI実行のデバッグ機能は、PVF ライセンスではご利用できません。

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NVIDIA GPU用アクセラレータ機能
PGI Accelerator 製品のアクセラレータコンパイル機能は、Visual Studio 上でご利用いただけます。PGI Accelerator機能に関しては、こちらをご覧下さい。